めくろうファクトリー

株式会社オーク

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材料・切削加工技術のプロの目線からご提案

オークでは、加工のご依頼をいただいた際に「より適した方法がある」と判断した場合、部品の材質や構造についての見直しもご提案しています。例えば、使用環境に適さない材質の変更や、構造の工夫によってコスト削減や性能向上が込めるケースなどです。
化学・物性・機械・電気といった工学的視点から総合的に検討し、目的に最適な設計や素材選定を導き出します。

目的に合わせ、最適な方法をご提案します
様々な工学的観点で検査を実施しています

メーカー手配よりも早く部品を供給

ある年のクリスマスシーズン。地元のケーキ工場から「ケーキをカットする機械のチェーンパーツが壊れてしまった」とのご相談がありました。メーカー対応では約2か月かかるとのことで、オークにご依頼くださったそうです。

機械の構造を確認して、独自に設計を行い、翌日の夕方にはなんとか修理が完了。繁忙期に間に合わせることができました。加工は複雑でコストを要しましたが、何より業務を止めずに済んだことが大きな成果です。
機械構造の知見を持ち迅速に対応できるオークだからこそ、実現できた対応でした。

設計図が失われた部品の製造

通常は図面をご支給いただいて対応していますが、「機械が壊れた」「図面が手に入らない」といったご相談にも柔軟にお応えします。図面が無い場合でも、機械工学の視点から機械を分析し、再設計や開発を行うことが可能です。

以前、液体混合機器メーカー様より「供給元が倒産し、図面のない部品をなんとか復元できないか」とのご相談をいただきました。現物から機器と部品を分析し、従来の構造をもとに設計を再構築。ただし理論上は同一でも、実際の混合液に微妙な差異が生じたため、試作と調整を重ね、最終的に従来品と同等の品質を実現しました。

図面が無い場合でも、まずはご相談ください。
私たちは、お客様と共に試行錯誤し、最適解を導き出します。

図面のない部品でも、再設計に対応します
調整を重ね、理想の部品を生み出します

素材特性を理解した、高精度の切削加工を実現

オークでは金属・樹脂の両素材の部品製造を行っています。
それぞれの素材特有の性質や加工のクセを熟知しているため、素材ごとの多様な要件に応じて高精度な加工が可能です。
強度や耐久性、化学物質への耐性、加工精度などの条件を考慮し、金属だけでなく樹脂素材も含めた幅広い選択肢から、用途や環境に合わせて最適な素材と加工方法をご提案します。

樹脂を含む幅広い選択肢から、最適な素材を導き出します
金属から樹脂まであらゆる材質に対応

パーツを分割し、無駄を省き、安全で効率的な加工に貢献

化学ベンチャー企業様より、「タンクに液を補充するための機構を改良したいので、一度見てほしい」とご相談をいただきました。
現行仕様は、ゴム膜で蓋をしたボトルに針を刺し、液を注入する構造。しかし、針の破損や手を刺す危険性に加え、切削加工の都合上、針部分で材料を大量に削らなくてはならず、加工コストや材料の無駄も課題となっていました。
そこで、タンクと針を2つのパーツに分ける構造を新たに提案し、設計。材料ロスや加工コストの低減に加え、安全性の向上を実現しています。

材料費高騰!素材を変更したコストダウンを提案

「真鍮で作っていた部品の材料費が2倍ほどに高騰し、コスト削減が課題となっている」というご相談をいただいたことがあります。
オークでは加工コストを下げる方法を探るだけではなく、視点を変えて”素材そのもの”の見直しを行いました。
真鍮の価格高騰の背景や加工コストを踏まえ、ステンレスへの切り替えをご案内。部品として同等以上の性能を発揮できるうえ、材料費の変動が少ない点に着目しました。

このようにオークでは、現在使用中の部品や検討中の素材を見直し、品質を維持しながらコストダウンを図る提案も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

化学ベンチャー企業と協業して製品開発

お客様のお悩み

上田市の化学ベンチャー企業・株式会社エー・ジー・アイ様より、次亜ソフト水生成器の部品加工についてご相談をいただきました。海外発注では発注ロットが大きいうえ、指定通りの加工がされず、品質や対応に課題を感じておられたそうです。

そこでオークでは、生成器および機械全体の部品を一通り確認・分析したうえで、必要な修正加工を実施。結果として、仕様に準じた正確な部品へと改善することができました。

部品の製造を全面的に発注いただく

修正加工から5年後、新たに部品加工のご依頼をいただいた際、部品の製造を全面的にオークへご発注いただきました。

受注にあたり、部品の使用環境や用途を改めて確認。材料や構造の見直しが必要と判断した場合には、積極的にご提案させていただきました。

例えば、当初は耐熱塩ビが指定されていた部品について、実際の使用環境ではそれほど高温にならないことが判明しました。そこで、よりコストを抑えられる通常の硬質塩ビをご提案し、コスト削減につなげました。

ラクロル ウルトラ次亜ソフト水

材質・加工についての理解がさらに深まり、新たな提案へ

エー・ジー・アイ様との取引が始まるまで、弊社は化学分野について特別な知見はありませんでしたが、この経験を通じて材質や加工技術、使用環境への理解が深まりました。それにより、現場の使用環境に応じた素材や構造の選定が可能となり、無駄のない、実用性の高い提案・加工ができるようになりました。
現代では、ひとつの部品に多様な材質や加工法を組み合わせる力が求められています。弊社の名刺にある「複合加工」という言葉には、「多彩な加工を複合させて部品をつくっていく」、そんな想いが込められています。今後も提案力と技術を磨き、お客様の期待に応えてまいります。

各専門知識を活かし、最適なご提案を行います

「あったらいいな、の実現を助けてくれる対話型の町工場」(株式会社エー・ジー・アイ 甲田様)

株式会社エー・ジー・アイ 甲田様

対話型で双方向にやり取りをすることが出来るので、仕事を単に依頼するのではなく一緒に作っていく感覚に近いことがとても魅力的です。

何か課題を見つけると、それをとことん突き詰めてくれる研究熱心さにもとても感心しています。
同じ空間でお互いに意見を出し合いながら刺激を与えあい、「こんなものがあったらいいな」というものを一緒にカタチにしてくれるのが、オークさんですね。

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